第3回CLDA

受賞作品

入選

仲良しな二人のための骨壺

(私の父と母のこと)
来世も一緒になりたいといつも言っています。
そんな両親のために、二人のお骨を一緒に入れられる「骨壺」を作りました。
お骨を入れる口は2つで、左は父、右は母用です。
壺の中の空間は一つにつながっているので、
二人のお骨が中で混ざり合う仕組みです。
彼らが来世でも出会えますように。

(解説)
仲良しな夫婦が来世でも再会できるようにと、その二人分のお骨を合わせて
一緒に納骨できる骨壷を考案しました。
本品は二つの骨壷を一つに合体して、中の空間をつなげた構造で、
2つの口から入れた別々のお骨が、中で混ざり合う仕組みです。
主に関西の仏事を想定したもので、関西では、お墓に納める胴骨用と、
お寺に納める本骨用の大小二種類の骨壷が必要ですが、
この度は、寺に納める小さい方の本骨用の骨壷の提案です。

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山下 宏樹 Hiroki Yamashita

  • 1970年生まれ
  • 陶磁器製造販売 / Ki:Ki工房
  • 大学卒
  • 兵庫県