第2回CLDA受賞作品

銀賞

SHIZUKU:雫 series

昔より、日本は四季と自然が豊かな国でした。緑豊富な山々に降り注いだ雨は、岩に浸み込み、ろ過され、清らかな水として里山に湧き出て、実り豊かな生活をもたらしてくれました。
また先人は「水琴窟」で一滴の水の音を楽しみ、「添水」では溜まる水音と石を打つ竹の音に趣を感じ、日々の彩りとして日常に取入れました。
現在の生活では、蛇口を捻れば水が出て、ミネラルウォーターはペットボトルとして売られています。もう一度、一滴の「雫」の存在に眼を向け、多孔質セラミックを浸透し滴り落ちる『雫』として可視化し新たな価値を付加することで、視覚、聴覚、味覚を通し、無機質になりがちな私たちの日々の生活と食卓に新たな彩りをもたらすものになること願い『SHIZUKU雫』をデザインしました。シンプルなデザインをプラットホームとすることで、様々な原土による機能付加を容易にし、バリエーション展開を図り、日常に根付くデザインを目指します。

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榊原 義弥 Yoshihiro Sakakibara

  • 1969年生まれ
  • フリーランスデザイナー
  • 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業
  • 神奈川県