第2回CLDA

受賞作品

入選

PAC

食事は私たちの生活に潤いや心地よさを与えてくれる大切な時間。
その心地よい時間がより長く充実したものになれば、日々のくらしを美しく彩ることにつながるのではないかと考えた。
器に目を向けると、形や色は時代によって変化し、技術進歩により性能も向上しているが、料理されたものを盛り付け、冷めない(おいしい)うちに食べる・飲むという行為は変わらない。
その「おいしい時間」を長くすることができれば、よりゆったりとした心地よい時間を過ごすことができるのではないだろうか。
PACはセラミックのやさしい見た目や手触りなど、今まで通りのアナログの良さとテクノロジーの利便性を掛合せた新たなジャンルの食器。モバイルバッテリーを熱源とし、器に熱伝導パーツを一体成型することで温度低下を抑えている。
マグネットで簡単に着脱可能。給電は充電プレートに置くだけ。
単一モジュール化され、キッチンをはじめオフィスやアウトドア等にも展開可能。

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徳山 洋 Hiroshi Tokuyama

  • 1977年生まれ
  • デザイナー
  • コクヨ株式会社
  • 金沢美術工芸大学 修士課程 修了
  • 神奈川県