第1回CLDA
受賞作品
入選
INEI TILE
-陰影タイル-
谷崎潤一郎が「陰影礼賛」の中で記したように、日本人は古来より、太陽の光が生み出す陰影を大切にしてきました。
INEI TILE は、そんな陰影による新しい価値を加えた、壁面タイルです。
断面形状の違いにより、朝日を浴びると凛々しく、夕日を浴びると穏やかな表情が浮かび上がります。
現代人のこころ模様とリンクするこの表情の変化は、日々のくらしの中に新しい彩りを加えてくれます。
光が作り出す陰影に着目し、朝日と夕日それぞれに違う表情を持たすという当提案は、一万年以上続くセラミックという素材に新たな価値をもたらす、発展性を秘めたデザイン提案です。