第1回CLDA
受賞作品
銀賞
MINOMO(ミノモ)
『美しい光景をつくるコト』
人口灯は生活をあらゆる面で豊かにしました。
現代の生活において、人口灯は効率良く、合理的に働く事を可能にするツールであると同時に、人工灯が人間を働かせているとも感じます。
情報過多、故に人口灯に照らされ続ける私たちが求める光とは?
可能であれば、目を閉じていたいとも願う、現代の生活が求める光とは?
私たちは『ろうそくの火の揺らぎ』や『みのもに映る月の影』のような、コントロールしきれない美しさや儚さを含む光だと考えました。
作品は透光性の陶磁素材をベースに「光 × 水 × 振動」の要素を用いて作りました。
目には見えない音を可視化し、水面が踊る光景を作りました。
当たり前になってしまった光の価値。改めて光を眺めるという行為をこの作品で促したいと思います。
『みのもが踊る光の波』を見て知的好奇心を呼び起こせればと願います。